引き出物に梅干しが選ばれる理由

普段から朝食など日常的に食卓に取り入れられている梅干し。「梅干一粒医者いらず」という言葉もあるほど、古くより健康の源として重宝されている他、結婚式の定番の引き出物としても人気があります。昔の祝宴では、武家・貴族としての権力・財力など、お家の力を誇示するために豪華な贈り物が用意されたと言われていますが、時代の流れにつれ、結婚披露宴に出席していただいた方々へ感謝の気持ちを込めたおもてなしとして、食器やお菓子など来客が持帰りやすいものが贈られるようになりました。中でも梅干しは非常に縁起が良いとされており、老若男女問わず喜ばれることから、縁起物の一つとして検討される方も多いのではないでしょうか。今回は、なぜ縁起が良いと言われているのか、また引き出物として選ぶ際のポイントをまとめました。

なぜ縁起が良いと言われているのか

縁起物とは、良い事があるようにと祈られた祝いの品物のこと。結婚式で言われる縁起物は、「夫婦円満・子孫繁栄・招福祈願」など縁起の良い意味も持つものとして広い解釈で使われています。中には、贈り物として選んだ理由として縁起の良い意味合いを司会の方に説明してもらうことで、ゲストの記憶に残りやすい披露宴を演出する方もいらっしゃるようです。梅干しには、その形状から「シワが寄るまで元気に過ごせますように」という願いや「シワができるまで夫婦が共に歩んでいけるように」という意味合いがあります。また、梅は高潔・友情の象徴とし非常に縁起の良い木で、「母なる木」と書くことや、発音した時の語感が「うむ」であることから、子孫繁栄の意味を持ち、その実が贈り物としてよく使われています。他にも、梅は初春に咲き、春の到来を感じさせることから、喜びの花とも言われています。

引き出物として選ぶときのポイント

引き出物はゲストへの感謝の気持ちを込めて選ぶことが大切です。料理や梅酒、お菓子など様々な場面で使うことが出来る梅。しかしながら、独特のすっぱさがあり、好き嫌いが分かれます。また、蜂蜜漬けのような甘めのものから酸味の強いものなど様々な種類があり、人によりその好みは様々です。また、梅を漬ける時に大量の塩が使われることから、塩分が高く、年配ゲストが多い時には注意が必要です。一方、塩分には疲れを取ってくれる効果もあり、近年の健康志向の高まりで減塩タイプも多く販売されています。現在では贈り物として商品を販売してくれる通販サイトも増えています。中には塩分に関してもパーセンテージから選ぶことができるサイトもあるので、ゲストに合わせてチョイスすると良いでしょう。
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